《宙》稽古場情報2＆《月》スミレポート梨乃さん　2024/12/18

SKY REPORT　宙組　宝塚大劇場公演　稽古場情報Part2
1. 『Razzle Dazzle（ラズルダズル）』
  1. フィナーレ
2. 卒業公演について
スミレポート　月組　109期

SKY REPORT　宙組　宝塚大劇場公演　稽古場情報Part2

前回はショーのお話しでしたが、今回はお芝居のお話しでした。
今回も気になったところをリストにしました。

出演者：組長　松風輝・芹香斗亜

『Razzle Dazzle（ラズルダズル）』

お芝居には珍しくオーバーチュアがある
莫大な財産を相続した“ハリウッド一裕福な孤児”【レイモンド・ブルー】(芹香斗亜)
【レイモンド】がナイトクラブのオーナーになり、「みんなクラブにおいでよ」という明るい雰囲気ところから始まる
曲も素敵で印象に残るし、お客様と一緒に踊れる振りがある
【リチャード・ウィンターズ】(松風輝)は【レイモンド】の後見人で、娘が【アビー】(天彩峰里)
【レイモンド】と【アビー】が幼いころに親同士で結婚を決めるが、年頃になってもうまくいかない
【レイモンド】は「自分の生きる道」が見つけられていない状態で、その中で「よしやるぞ」と思ったナイトクラブの経営も赤字続きでうまくいっていない
【アビー】は大好きだけど、恋愛対象ではない幼馴染
【レイモンド】の大親友の映画スター【トニー】(桜木みなと)が賭けを提案するが、それに巻き込まれるのが【ドロシー】（春乃さくら）
「映画に出たい」という気持ちだけで田舎からハリウッドまで出てきた【ドロシー】
【ドロシー】との出会いと賭けの内容、ストーリーの展開があり、【レイモンド】が映画の撮影現場へ行きエキストラとの出会いがある
映画の撮影シーンの場面も見どころ
田渕先生「お正月公演やから華やかにいきたいねん」
映画の撮影シーンの場面は、映画の中でも一番きらびやかなシーンで見せ場
【レイモンド】が夢を追いかけるエキストラの青年たちと出会い、自分の生き方を考える
瑠風輝がハリウッドの大女優【シャーリーン】を演じるのも見どころ
瑠風さんはどうしたらいいんだろうというところから、楽しんで役創りをしている
瑠風さんは芹香さんとのからみもあって、2人の関係性も面白い

フィナーレ

振付はKAORIalive先生
芹香さん「幸せの極」
萌えポイントが凝縮されているが、華やかさもある
フィナーレとしては一つだが、それぞれ大人っぽさがあったり、爽やかさがあったりとカラーがある
芹香さんの銀橋は必見

卒業公演について

芹香さん

作品作りに向き合う姿勢は、何も変わらない。ただ、お芝居には卒業を意識させるような台詞が少し含まれていて、それが「愛があるなぁ」と感じさせる。今は「良い作品にしなければ」という想いを胸に、自分自身の課題と向き合う日々を過ごしている。

一番の願いは、「お客様に3時間、夢のような時間を楽しんでいただくこと」。
ショーでは宝塚ならではの豪華絢爛な世界に浸り、お芝居ではジャズの華やかさに包まれながら、一緒にリズムを奏でているような感覚を味わってほしい。
「あぁ、良いものを見たな」と心に余韻を残し、明日への活力になれば嬉しい。