《花》東京初日挨拶＆《月》宝塚終演後インタビュー　2024/12/09

大劇場が広いと改めて思ったが、だんだん慣れてきて体力配分もできてきた。
最近、お客様や共演者の顔をしっかり見れるようになってきました。とても楽しい。

毎日元気に公演できることが何より幸せで、お客様がとても温かく、お芝居やショーを一緒に楽しんでくださっているのを感じられるのが本当に嬉しい。

ちなつ(鳳月)さんと以前話していたんですが、お客様の反応が直接感じられるので、とても楽しい。お芝居で笑い声を聞いたり、ショーでもお芝居仕立ての場面が多いため、お客様を身近に感じながら元気に公演をしている。

舞台に上がり、セットや衣装などの力を借りて、さらに世界観に没入できてすごい楽しい。
悪さをするっていうのが楽しい。あんまり悪さしていないけど…してるか（笑）

今回、小道具や衣装がとてもリアルで細かく作られていて、毎日見ていても楽しい。
いろんな方とお芝居で絡ませていただくのも、とても楽しくて充実している。

予想を覆すような言動が多く、その部分をとても楽しんでいる。
また、葛藤も楽しみながら演じている。

サーカスの場面がとても楽しい。

サーカスのゴンドラ。ゴンドラからみんなを見下ろしながら銃をバーンとする瞬間、ひとりひとりが違う表情や反応をするのがとても面白く、毎日、色んな人を見てしまう。

一騎打ちのシーンが毎日楽しくて、銃の撃鉄をカチャっと鳴らす音がすごく好き。英さんを起こすときも、撃鉄を一度カチャっと鳴らしてから「やーめた」と外すのが細かいけれど好きな部分。
初日あたりは「銃を出せるか？」のドキドキがあったけれど、最近は早打ちに命をかけている。

フェニックスだが、自分自身がその都度違う人物になっていくところがすごく楽しい。
色んな場面の中に自分がいることと重なって、どの場面もとても充実している。
自分が出ている場面も大好きだが、出ていない場面でも音楽を聴いているだけで楽しい気持ちになる。

すべての場面がとても濃い色合いを持っている。前の場面と次の場面との間に感じる高低差がすごく大きくて、それを舞台に立ってからも実感している。
上海のシーンでは、自分の衣装にも慣れてきて、少し遊べる部分を見つけたので、お芝居仕立ての部分を楽しんでいる。

「オダチン・カーン」は衣装部さんと助監督さんなどみんなの「見て！私を！」の圧が凄い。もみくちゃにされる。ちなつさんに飛び込んできてほしい。「チナサン・カーン（笑）」

中詰めの3人のシーン。お稽古場では衣装を着ていないけれど、衣装や羽根をつけると、ちなつさんの羽根がすごくて。私も負けじと盛り上げている。

飛翔のシーン。みんなでちなつさんに向かっていくエネルギーがとても大きく、温かさを感じながら、全身を使っている。

デュエットの前に総踊りがあるので、そこからみんなが袖に入って、静かな雰囲気に変わる瞬間、集中力が高まり、世界観が変わる感じを毎日感じている。
大劇場で初めてデュエットを踊ったので、空間の使い方やその感覚を毎日意識しながら、すごくのびのびと踊らせてもらっている。

大劇場で幻想的な曲の中に二人きりでなので、どんな感じなのかなドキドキしてたが、ちなつさんのおかげで安心できる感じがした。すごい幸せ。

お芝居もショーも、新鮮な魅力が詰まった作品だと感じているので、お客様にたくさん楽しんでいただけるよう、毎日全身全霊で頑張る。

月組の皆と一緒に毎日新しいことに挑戦し、千秋楽にはもっと成長できるように頑張りたい。