美穂さんの稽古場レポートと鷹翔さんの理想の休日　2024/11/20

高翔みず希
本科と予科という関係ではあったものの、在学中はそれほど接点が多かったわけではない。
高翔さんが研1の頃、組回りで雪組に出演されてからしばらく間が空いていたけれど、美穂さんが専科に異動になり、花組の組長を務めていたときに関わる機会が多くあった。

凛城きら
凛城さんが雪組に配属され、研2くらいだった頃に、美穂さんが専科へ異動。その頃から印象はあまり変わらないけれど、専科として宙組に出演したりする中で、成長したなと感じる瞬間があった。

心の中にはいつも原点がある。それは生家だけでなく、初めてピアノを教えてくださった先生や歌の先生、バレエの先生のお稽古場、そして「美穂圭子」として歩み始めてから出会った方々――そのすべてが自分にとっての「ホーム」。だからこそ、そうした方々にも届くような歌を届けたいという思いを込めて、「Dear My Home」と名付けた。

副題の「あなたに贈る物語」には、聴いてくださる皆様それぞれにとっての物語として受け取ってもらえたら、という願いが込められている。その物語を伝えるために、宝塚の楽曲だけでなく、ミュージカルの曲もたっぷりと盛り込んでいる。

共演する2人にもミュージカルの楽曲を歌ってもらい、全体としてジャンルの幅広さが際立つ構成に。さまざまな「圭子さん」を感じられるステージになる。

30周年のときにもやった「美穂圭子゛（みほけいご）」を今回も見せ場を作ってくれた。
※衣装はそのまま（扮装はしない）
※高翔さんも凛城さんも女役はない

凛城きら
ショーや宝塚の曲をたくさん学ぶ機会をもらえた。自分が雪組時代に携わった思い出の曲や、セリフを披露させてもらえるのも特別な経験。さまざまなシーンに登場させてもらえる中で、ここでしか見られない瞬間が詰まっている。美穂さんと高翔さんの愛のシーンが素敵。

高翔みず希
圭子さんの素晴らしい歌声を存分に楽しめる時間になる。自分自身、組長の終わり頃から専科の今に至るまで、低い声で年配の男性役を演じることが一つのテーマだったけれど、今回は高音に挑戦することで、久しぶりに普段使わない声を活かす新たなチャレンジができている。さらに、ダンスを踊らせていただけるのも嬉しい経験。凛城さんとは専科に入ってからも一緒にお芝居をする機会があって、さまざまなことに取り組んでいる。