《雪》LIFEHACK　諏訪さん　2025/03/26

タカラヅカ LIFEHACK！　雪組　諏訪さき

タカラヅカ LIFEHACK！　雪組　諏訪さき

舞台に立つための工夫やなど、普段なかなか知ることのできないタカラジェンヌならではのライフハックを紹介してくれるコーナー。
今回は雪組の99期生諏訪さきさん。
どんな秘密が飛び出すのか、楽しみです。

振り覚えのライフハック

先生が踊っているときに自分は踊らない

大前提として、音を聞くのがまず一番最初にやっていること。
それに加えてターンの振りがある場合、自分も一緒に回ってしまうと、先生は次の動きに進んでいるためついていけなくなり、全然わからなくなってしまう。なんとなく身体の流れや動きを覚えつつも、基本的には最初はずっと先生を見て、先生のニュアンスや振りの流れを確認するようにしている。

セリフ覚えのライフハック

歩きながらずっとブツブツ覚える

セリフ覚えが苦手。例えば、裁判官の役のように、感情ではなく物事を淡々と発表するようなセリフが特に難しい。
台本を片手に、教室や家の中をひたすらぐるぐる歩き回りながら、ずっとセリフを唱えるのが一つの方法。
また、役について考えたり、思いついたことを書いたりする「書きなぐりノート」、考えたことを整理する「清書ノート」、ワークショップなどを受けたときにまとめる「整理ノート」の3種類を使い分けている。
声が出せない状況では、書きなぐりノートにセリフをひたすら書いて覚えることもあった。

緊張をほぐすライフハック

何事においてもその場のものになる

自分が舞台に出るときに緊張するとしたら、その時代、国、状況など、役に関するさまざまな要素を意識する。
例えば、前回の『愛の不時着』なら「自分は北朝鮮人のチョ・チョルガンで、この時代で…」とブツブツ唱えながら、役を降臨させる。
『ベルサイユのばら』のときは「自分はジェローデルで、今はフランスの広場。オスカルの知らせを聞いて、注意して伝えに行く」といったように、一つストンと自分をその場の常識に馴染ませる。
役の常識になりきる感覚で舞台に立つと、自然と集中できて、結果として緊張がなくなる。
人前で話さなければならない場面でも、その場の自分を降ろすような感覚を一瞬取り入れることが多い。

舞台化粧のライフハック

いかにぼかして、いかになじませるか

ぼかすためのアイシャドウブラシやスポンジを、使う色の筆とは別に準備していて、肌になじませることを意識している。「化粧をしています」という感じではなく、いかに自然に、でも華やかに仕上げるかにこだわっている。

筆は、M·A·C（マック）の毛先がわりと長めのアイシャドウブラシや、鼻のシェーディングに使えるものを使用。毛先が柔らかいものを選び、Ririmew（リリミュウ）のブラシも愛用している。
スポンジはROSYROSA（ロージーローザ）のひし形のスポンジがとても良く、&be（アンドビー）のしずく型のスポンジも便利。&beに限らず、しずく型のスポンジは水を含ませてなじませやすいので、普段のメイクでも重宝している。

ダブルラインに使うアイシャドウは、舞台や華やかな場では発色の良いものがいいと思い、海外製のM·A·Cを使うことが多い。ただ、大好きなRirimewのものや、ファンの方からいただいた旅行のお土産のグレージュ系パレットも愛用。

特定のアイテムにこだわらず、公演に合わせていろいろ試している。最近は普段のメイクでもSUQQU（スック）のアイシャドウパレットを愛用。優しい色合いながら艶感がとてもきれい。最後に細かいラメをぼかし用のブラシで取って、全体になじませることもよくやっている。

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集中力を高める時のライフハック

自分と向き合う時間を30秒作る

集中できないときって、人の言葉やそのときの状況、周りのことに気を取られているとき。だから、自分に意識を向ければ集中できるんじゃないかと思い、ひたすら呼吸に集中したり、舞台に立つときなら役のその時の状況や、出る直前の状態に意識を向けたりする。
想像したり、目の前の景色を見たりすることで、集中力につなげている。

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諏訪さんのライフハック、とても参考になりましたね。
セリフ覚えの工夫や、舞台上で集中するための方法など、タカラジェンヌならではの視点が詰まっていて興味深かったです。
ノートを使い分けたり、役の「常識」を落とし込んでから演じたりするのは、舞台に立つ人だけでなく、人前で話すときにも役立ちそうだと思いました。

メイクに関しても、「華やかさを出しつつ自然になじませる」という工夫が細かくて、さすがプロの視点だなと感じました。道具の選び方や使い方もとても具体的で、普段のメイクにも取り入れやすそうですね。

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