《月》東京初日2&《星》バウ突撃レポート&《月》新人トークPart1 2025/01/28

タカラヅカニュース
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月組 東京宝塚劇場公演 初日〈2〉

梨花ますみさんご挨拶

月組にとって2025年最初の公演がスタートした。この公演は新トップコンビ・鳳月杏天紫珠李の東京宝塚劇場お披露目公演となる。お芝居もショーも、演出の先生方が新トップコンビと新生月組のために素晴らしいオリジナル作品を手がけた。今回の公演には組回り生の研1・D班も加わり、昨年末に宝塚大劇場公演を終えた際にそれぞれが得たものを大切にしつつ、新たな気持ちで臨んでいる。
今年も観客の皆様に楽しんでもらい、心に残る舞台をお届けできるよう、一公演一公演を大切に務めていく。千秋楽の3月9日までどうぞよろしくお願いいたします。

鳳月杏さんご挨拶

1

月組にとって今年最初の公演がスタートした。昨年末の宝塚大劇場公演では、連日観客の温かい応援に支えられ、無事に最後まで完走することができた。
そして年を越え、東京の皆様にお会いできるこの日を心から楽しみにしていた。東京公演ではさらにブラッシュアップした舞台をお届けできるよう、引き続き精進していく。
千秋楽の3月9日までどうぞよろしくお願いいたします。

2

お芝居・ショーともに明るくエネルギッシュな公演でスタートできることを嬉しく思う。
ガンマンのように自らの力で未来を切り開く生命力、そして何度でも蘇るフェニックスのような不屈の精神を胸に、2025年も月組一丸となって観客に楽しんでいただける舞台を届けていきたい。
本年も月組をどうぞよろしくお願いいたします。

3

東京の皆様、初日から中詰めでたくさん踊っていただきありがとうございました。
2階のお客様の姿もしっかり見えていて、振りも完璧。
この劇場にいる時間は、月組が皆様を心から楽しませることを約束するので、どうぞ私たちとの時間を大切に過ごしていただければと思う。
千秋楽までよろしくお願いいたします。

囲み取材

Q
パレードでの心境は?
A

鳳月杏さん…宝塚大劇場での初日は、自分なりに色々と追われていて、みんなやお客様を見渡す余裕がなかった。しかし、毎日舞台を踏むうちに少しずつ呼吸ができるようになり、今では待っていてくれる月組のみんなや劇場全体を見渡せる余裕が出てきた。毎日感謝の気持ちを忘れず、東京公演でもその想いを胸に舞台に立ちたい。

天紫珠李さん…まだ慣れないことが多く、とにかく出番に出るだけで精一杯な状況だが、みんなの温かい気持ちやお客様への想いをしっかり届けたいという思いで舞台に立っている。

Q
お互いの魅力は?
A

鳳月杏さん…慣れないことも多い中、これまで積み重ねてきた経験やキャリアが力になっている。自分で判断しながら良い舞台を作ろうという意識が自然と働いているところに心強さを感じている。

天紫珠李さん…いつも明るく、私だけでなく月組全体をどっしりと構えて温かく導いてくれる。そのうえで自然体でいる姿が本当に素敵だと感じている。

Q
今回の作品の見どころは?
A

鳳月杏さん…宝塚としても新たな挑戦で、男役たちが銃を持ちカウボーイになる姿がこんなにカッコよく、ワクワクするものだと感じてもらえたら嬉しい。初めて見るような感覚で「素敵だな」と思ってもらえたらいいと思う。ショーの方も、アジアンレビュー自体がそう頻繁にあるものではなく、今回エジプトが絡んできたり、メイクにも普段とは違う要素が取り入れられている。そうした世界観がそれぞれの個性と融合し、新しいショーになっていればいいと感じているし、お客様にもその世界観を楽しんでもらえたらと思う。

天紫珠李さん…全く異なるテーマの2本立てだと思うが、これまでの月組にはシックな作品が多いイメージが自分の中にあった。今回はその中にも人間臭さやエネルギッシュさ、力強さが各場面に詰まっていると感じる。そういった部分を見どころとして楽しんでもらえたら嬉しい。

SYK REPORT 星組宝塚バウホール公演 突撃レポート

出演者

極美慎・詩ちづる・碧海さりお・瑠璃花華・二條華(元スカナビ)

役について

極美慎さん

智積は、友情にしても恋愛にしても、愛情が非常に大きいと感じる。その裏には辛い思いや傷を負っている分、人に愛を与えられる役なのではないかと思いながら演じている。
公演はまだ残っているので、その部分をさらに深められたらと思っている。

詩ちづるさん

寶皇女は、舞台に立って改めて1幕の幸せさが本当に幸せだと感じる。
2幕に入ると辛い場面があるけれど、智積さんが全て許してくださるので、「すいません」と思いながら演じている。

碧海さりおさん

お衣装を着てお化粧をしてフル装備になった瞬間、よりこの世界へ入れる。
この劇場ならではの空間で温かく、本当に助けられている。
智積がすぐにどこかへ行ってしまうので、覚従はいつだって走り回っている。

瑠璃花夏さん

舞台に来て、セットやお衣装を着て、頭の装飾を付けたら、寶皇女もそうだと思うが、とても重くて。
推古天皇の役として国を背負う重み、責任感を頭の重さで感じることができる。

衣装や化粧について

極美慎さん

衣装を見て「宝塚だ~」と感じる。化粧はみんなでたくさん練習して、日々鍛錬中。
セットの舟は大きくて本当にすごい。そしてやっぱり月が綺麗だなと思う。海に映る月の光を手に取っても取れない、その美しさをプロローグで歌っているが、なんて儚くて素敵なんだろうと感じている。

舞台に来てから好きになった場面

碧海さりおさん

1幕ラストがより好きになった。
智積が一生懸命、書棚の中から日記を探している姿を袖から見ながら「あぁ…」と思っている。
どんどん智積が色々な人に巻き込まれていく様子が全て描かれている。

詩ちづるさん

フィナーレで極美さんと2人で踊る場面。
背景に月があり、その前にフィナーレの衣装を着た智積がいる。そのシーンで、自分は「あぁ~」と思いながら振付に沿って極美さんを追っている。極美さんがとても綺麗で、自分しか見えていない光景だが、後ろに月があって、その前に智積がいて笑顔で手を差し伸べてくれて、その手を追うのがいつも幸せで好きな場面。

瑠璃花夏さん

火事の場面。
舞台稽古の時に二條さんと一緒に客席から見させてもらった。あのナンバーの中で色んなものが立ち替わり入れ替わりで、すごかった。
特に自分は、秋坂さんを救う智積さんを見て、あんなことが現実に起こったら絶対に好きになってしまうと思った。

極美慎さん

2幕のラストで舟に乗って振り返った瞬間。
スモークもあって、本当に海の上に1人でいて、何を考えていたのかと思うときの空間美がとても美しいと感じている。

フィナーレについて

極美慎さん

とても格好良い振付を平澤先生がつけてくれた。さりお(碧海さりお)たちから始まる。

碧海さりおさん

本編中、一度も踊らないので、ここで爆発させてもらっている。
すごく楽しく、智積が舞台上で自分が見たことのない姿、ポニーテールで現れるので「カッコイイ」と勝手にときめいている。

瑠璃花夏さん

初め、娘役のフィナーレの前に男役さんと少し踊らせてもらう。
また娘役だけでフィナーレナンバーを踊るのがすごく好きなので、毎日嬉しい。

詩ちづるさん

寶にとって「夢」だったのではないかと思うようなフィナーレで、本当に幸せ。

極美慎さん

ソロのダンスは、自分一人で舞台で踊らせてもらえるなんて嬉しいと思っていた。
今回、フィナーレがついているだけでも嬉しかったが、こんな贅沢な思いをさせてもらい、一回一回大切にやりたいと思っている。

意気込み

瑠璃花夏さん

限られた場面の中で、集中力が必要な役のため一回一回大切に千秋楽まで演じたい。

碧海さりおさん

考えさせられるものがとても大きな作品だが、場面は大切に繊細に演じていきたい。
「鍛錬あるのみ」ということで千秋楽まで精進していきたい。

詩ちづるさん

寶皇女として舞台上で生きる幸せを胸に、智積と愛を育み生き抜いていきたい。

極美慎さん

「愛」と「希望」のこもったとても温かい作品を平松先生が書いてくれた。
その空気感を全身全霊で皆やお客様と心を通わせて、千秋楽まで精一杯頑張りたい。

新人公演トーク 月組 真弘蓮・和真あさ乃・翔ゆり愛 Part1

出演者

ライマン:104期 真弘蓮(本役:風間柚乃)
リッキー:106期 和真あさ乃(本役:彩海せら)
ディーン:109期 翔ゆり愛(本役:礼華はる)
※翔ゆり愛は東京宝塚劇場の全日程を休演(新人公演は105期 遥稀れおが代役)

宝塚大劇場での新人公演を振り返って

真弘蓮さん

とても緊張した。銀橋のソロなどで、お客様を目の前にして緊張し、足がガクガク震えてしまっていた。
次の東京の新人公演に向けて生かしたい。

和真あさ乃さん

この温かい作品を作る皆の雰囲気や、上級生が開くワークショップにたくさん助けられながら、様々なことを学ばせてもらった。

翔ゆり愛さん

自分はあまり緊張しなかったが、悔いが残ったところがいっぱいあったため、東京に向けてもっと深めたい。

新人公演の配役が決まったときの気持ち

真弘蓮さん

お稽古場で風間さんのライマンの役を「すごく難しい役だな」と眺めていたら、まさか自分がこの役をいただけるとは思っていなかった。
お稽古場の時から「自分だったらどう作るか?」を考えながらやっていた。

和真あさ乃さん

無法者チームの子を見て、「難しそうだなぁ」と思っていた。
配役が決まり翔くんとペアでやるため、最初は「(人見知りのため)どうしよう、仲良くなれるかな?」となっていた。
翔くんと一緒に作っていく中で色々知れて楽しかった。

翔ゆり愛さん

礼華さんから学ばせていただけることにありがたいと思う気持ちと、自分自身あまり触れたことのなかった西部劇の無法者という役で、まずは様々な媒体から知識を入れて学んでいこうと思った。

役創りについて

和真あさ乃さん

6人の無法者がいるので、キャラが被らないようにした。
いつもキャラっぽくしてしまうため、キャラに固執せずに一人の人間「リッキー」として創った。

翔ゆり愛さん

宝塚の男役のカッコ良さを踏まえた上で、無法者の役としての立ち居振る舞いをどう創るか結構悩んだ。
カッコよさの反対にある小学生男子のような幼さや間抜けさみたいなものを出すのを、無法者のメンバーの皆さんと話し合いながら試行錯誤していた。

真弘蓮さん

楽しい・ハッピーな場面がなく、本編通してズドーンとしている。
楽しそうにしている子たちを見て「人生楽しいっていいな」と思いながらお稽古していた。
いざ自分がやってみると、他の人から見ると難しそうな役だと思っていたが、自分が何に葛藤して何にがいて何を目標として生きてきたのかという部分が、自分自身もライマンとしても分からなかった。
荒通しくらいまで、自分の中で役がつかめず「どうしよう」と思っていたが、舞台稽古でお衣装をお借りして、メイクや髪型、舞台セットにとても助けられた部分がたくさんあった。
舞台稽古で「あ、この感覚か」と思ったり、役と自分が繋がる感覚があった。
役の身なりになると一つスイッチが入る感覚が舞台稽古で分かった。役についても少しわかった気がする。

衣装やメイクなどでのこだわり

翔ゆり愛さん

テンガロンハットのかぶり方。
あの形の帽子をかぶったことがなかったため、自分で見て「似合わないな」と感じていた。
本役の礼華さんにも聞いて、どのようにかぶり、どの角度にすれば自分がカッコよく見えるのか、帽子のかぶる深さによって目に入る光も変わるため、その光も生かしながら役の感情を表現していく方法を考えながら、帽子のかぶり方を研究していた。

和真あさ乃さん

自分は役のイメージを色(イメージカラー)から入るタイプで、彩海さんには紫色がよく映えると思っている。そのため、紫色のイメージをもとに考えた。

真弘蓮さん

今回、影のある役を演じるため、大人っぽく少し不健康な雰囲気を出したかった。
本役の風間さんはフェイスラインがきれいだが、自分は丸顔のため、メイクでシェーディングをいつもより濃く、暗めに入れた。
また、目も不健康そうに見せるため、暗めの紺っぽい色を使い、闇を抱えているように演出した。
風間さんのメイクを参考にしつつ、目じりを吊り上げて凛々しい感じを出すようにした。

Part2に続く…

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1/29(水)のタカニュは…
新人公演トーク
月組 真弘蓮・和真あさ乃・翔ゆり愛 Part2
など…
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