《宙》エキストラトークPart１＆《星》スミレポート107期 世奈さん・美玲さん　2025/03/27

スカナビ：湖々 さくら（シンディ）
嵐之 真（シンバ）
真白 悠希（デレコ）

自分は、いろいろなオーディションをたくさん受けて、下積みの長いエキストラじゃないかと思いながら役創りをしている。だからといって落ち着いているわけではなく、喜ぶときは大きく喜び、嘆くときも大きく嘆く、そんな感じ。

104期の男役3人全員と絡みがある。ダンスパーティーの前半部分では梓くん、スウィングダンスコンテストでは嵐之くん、その後は真白くんと組んでいる。とてもお得で、嬉しい。

「シンバ」という名前は、自分がライオンキングが大好きでつけた。ウェンディたちに対抗しようと思ってつけた名前。

役の性格としては、カイルたちのキャリアや実力には少し及ばないけど、一生懸命ついていこうとしていて、少し頭が切れる設定にしている。男役は兵士と奴隷に分かれるシーンがあるが、目立つ役はどっちかを話しているときに、「奴隷ですよ」と言うのを聞いて、「兵士のほうが逆にじっとしていて目立つんじゃないか」という裏をかいて、あえて目立ちにいく。目立ちたい人たちが奴隷役に集まる中で、「いや、僕は兵士なんだ」という感じ。落ち着きもあるキャラにしている。

自分自身が海外ドラマが好きで、登場人物にデレクという名前がいたので、勝手につけた。

デレクは『誰がために鐘は鳴る』を見て、「こんな世界があるんだ！かっけー！！」と思って入った。結構情熱的な子。
目立ちたがりに行くほうの奴隷役を自ら選ぶタイプ。隙あらば監督に絡みにいって、どんどん目立ちに行く。

脇の小芝居でキラッと光るような演技を意識している。

聖 叶亜くん（フランダー）がいつも隣にいる新人さんで、今回初めての撮影。奴隷役をやるべきか、まだ自分には早いのかと悩んでいる彼を兵士に誘うのが決まりになっている。
聖くんに「僕はシンバだよ」と言うと、「ライオンキングだね。僕はリトルマーメイドのフランダーだよ」という流れを入れたいが、うまくいったことがない。毎日やるわけじゃなく、たまに仕掛けるけど、長すぎて入りきらないが、東京公演では最後までやりたい。

聖くんは新人だけど、役創りのアプローチが独特で、「今日はすごいバレエダンサーの日」とか、「めちゃくちゃ緊張する日」とか、「歌だけ歌えないんだ、僕は」という日とか、いろんなことを言ってくる。その間にどうにか説得して、兵士にさせるのが自分の役目。
他のエキストラの子たちが「ボクシング！」「レスリング！」とか言っている間に、フランダーを兵士に引き込んでいる。

ダンスコンテストの前にエキストラたちが踊るシーンがあって、それが終わった後、レイモンドとドロシーが登場する。ビールを片手に「どお？どお？」とかやりながら盛り上がっているんだけど、風色さんと水音さんがテーブルに来て、「いや、良い感じだよ」とやりとりするのが定番になっている。

色々食べ物を持ってきてくれるので、それにかじりついたり、向こうの方から水音さんが「チキン持ってきたわよ～！」とか言って運んできたりもする。そんな距離から持ってきてくれるの？みたいな。あとは「ビンタの話100回くらいしてるよ～」とか、「言うって言ってたもんね」なんて話したり、日々違うお芝居を楽しんでいる。

私と嵐之さんは、レイモンドウォッチングに絶好のポジションにいて、梓くんと3人でじっくり観察している。そこにも水音さんが食べ物を持ってきてくれたりする。

小道具の食べ物もすごく美味しそうで、エキストラにすべてを注いでいる分、お腹が空いているから、食べ物への関心もとても高い。